ひとつ分の陽だまりに

果たして私は「与える者」か「搾取される者」か。
今になってそんなことを思います。
それは同じことかも知れない。でも同じである筈がない。
尽くしたいと思うのは「愛してるから」「愛されたいから」？
見返りを求め言葉の裏側を探るのは何故？
無償の愛なんて信じられないから、私、見放されない為に求められるがまま従ったわ。
自分の思い通りになる内は、断ち切らないでいてくれると思った。応えをくれると思った。
でももう、私の存在は邪魔で鬱陶しいものでしかなかった？
だから誰もが私の恐怖と寂しさから目を逸らそうとするの？
理解して欲しい！誰か私を理解して！！もうひとりは嫌なの怖いのでも他人と居るのも辛いの。
私が死んだ時に涙を流してくれる人間がどれだけいるだろう。きっとそれは偽りでしかない。私がこの世にいないことを嘆いて悲しんでくれる人だなんて、そんなの。
このまま孤独感に抱かれながら死ぬのは嫌だ。でも孤独に生きてゆくことも、苦しい。
火葬後の骨を愛されても、私にはもうそれを感じることは出来ないの。
醜い皮と猜疑心だらけの心をした、生身の私を愛して欲しい。