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いつでもみんなの先頭切って走ってゆくキミの背中が好きだった。
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『三日月少年漂流記』(長野まゆみ/河出書房)読みました。
本当は『三日月少年漂流記』だけならもう大分に読み終わっていたのですが、他に『銀色と黒密糖』という短編も収録されていたのですね。そっちを読むのに手間取って。

以前にも書いたように、『三日月少年』の話は『天体議会』の前作に当たるそうで。
主要人物も少なく、主人公の銅貨と水連、そして「三日月少年」と呼ばれる自動人形(オートマータ)さえ分かれば関係性などに頭を悩ませる必要もなく、簡単に読めます。
ストーリーとしては、博物館館長の息子である水連が銅貨に教えたあるニュース。博物館に展示されていた「三日月少年」が消えた――自分の意思で動けないはずの自動人形が逃亡した――というところから、2人は三日月少年の行方を追って始発電車に乗り込み住んでいる街を飛び出す、というもの。
正直『天体議会』を先に読んでしまった身としては、些か物足りなさを感じました。
『天体議会』は謎が多くて頭を回転させながら読んでいましたから。
今回はそのようなことはあまりなく(人によっては色々と推察するのでしょうが)、水連と銅貨が動くのを目で追うだけでも物語として成立していたので、楽といえば楽なのでしょう。気になるといえば2、3点くらいですし。
“少年たちの冒険”という点では『三日月少年』の方がワクワク度は高いですね。
でも如何せん登場人物が少ないので……やっぱり読む順番の問題だろうな。
折角の冒険なのにドキドキしない。そこが悔やまれます。

そして『銀色と黒密糖』
月彦を自分たちのために「石」にすべく暗躍(奔走)する銀色と黒密糖のお話。
どこまでが夢が何が現実なのか。銀色と黒密糖とは?
考えると混乱してきてしまうので多くは語りません。とにかく不思議な話。
先の読めない展開にハラハラさせられるものの、人によっては途中で飽きるかも。
まさかそんな終わり方をするの?と拍子抜けしましたが、テーマを考えると不思議でもないのかな、と。
これぞ長野まゆみワールドなんでしょうね。
どうやら別の本にもこの3人は登場する(別設定?)ようなので、気になる方は購入前に調べてみるのも良いかもしれません。
でも私は水連や銅貨たちの方が人間味に溢れてて好きだな。
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