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いつでもみんなの先頭切って走ってゆくキミの背中が好きだった。
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あのですね、昨日乙一さんがどうとか蜘蛛がこうとか言いましたけど、その小説の正体がどうしても気になってあれから再び調べました。
ネットで検索しても一向にヒットしないので、諦めて昔それを紹介してきた姉にメール。
そしたらカフカの『変身』だと判明しました。
訂正。乙一→カフカ。蜘蛛→巨大な毒虫。殺される→結果的に父親の投げたリンゴが原因で死んでしまった。
Wikipediaであらすじを読んだだけでも、果たして本編を最後まで読めるのか不安になりました。
虫になったグレーゴルは言葉を交わせないのです。よって意思疎通が出来ない。元は人間だった、けど己の意思を伝えられない気持ち悪いだけの虫になってしまった。
私、虫が怖いです。きっと泣いてしまう。てかそれだけじゃ済まないよね、確実に。
この時点で何か一言感想を言えと言われたら、「なんて理不尽な物語なんだ」としか言えません。
家族の愛情を思い出しながらひとりで息絶えるんです。悲しい。
そして残った家族はその後ハッピーエンド。なるほど、確かに重荷が消えたらそうなるでしょう。
でも悲しい。悲しすぎる。でも一生面倒を見続けろと言われたら病んでしまう。どうしたら良いの。
駄目だ、この時点で泣きそうです。ヘルプミー。
何故虫だったんだ。愛玩動物だったら貧乏な家でも可愛がってくれた。それか人目を憚ることはないからと誰かに譲るなり保護してもらうなり出来た。そしたらまだ此処まで悲しい結末にはならなかっただろうに。
カフカはこの原稿を笑いながら読み聞かせたそうです。うん、解らない。
姉に「この話は不条理で暗いから気を付けるように」とのアドバイスをもらいました。無理かもしれない。
でも人間嫌いの私には丁度いいのかもしれません。あ、いや、逆か?
なんて、ここで考えても答えをくれる人はいないのでザッパリと切りますが。
そんなこんなで、皆さんも一度お読みになってみては如何でしょう。フランツ・カフカの『変身』です。
メンタルが弱い方にはお薦め出来ませんけど……。
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