渦

なんかね、気付いちゃった。私が小説を書きたくなるのは自分が傷付いてる時だって。
それを文字にして消化したいんだ、きっと。
日記と同じことですよね。ダウナーな時にめっちゃ長文で語りたくなると同じ。
まぁ、だからといって今小説書きたいかと言えばそこまででもなくて。
ただね、やっぱジャニーズというアイドル帝国の誰かを好きでい続けるのは神経をすり減らさないと無理だなぁって。最近よく考えるんです。
嵐がファンを傷付けるんじゃない。嵐を取り巻く環境が人物が、かまいたちのように心を切り裂いていく。
中学の時KAT-TUNで痛いほど実感して、それでも再びあの悪意の渦中に戻ろうと思った時、再び傷付く覚悟を決めました。それは今も変わりません。
でもやっぱり痛いのね。
「嵐ファンは比較的穏やか」なんて言われるけど、それが何万人にも膨れ上がったら全員がそうあれるはずがない。
アイドルを好きになるというのは、古い言い方をすれば疑似恋愛みたいなものです。だから感情の制御が出来なかったり、嫉妬したり、蹴散らしたくなるのも解る。
でも痛い。
何故人間は醜い感情を剥き出しにしてしまうのでしょう。
醜い感情こそがヒトがヒトである証だけど、それを何故表に出そうとするの？心に隠せば、外面だけは美しく保てるのにそれをしない。
誰かを傷付けたい。暴力的な感情。蹂躙したい。貶めたい。嘲笑いたい。…………穢い、とおもう。
辛い。でも耐えられなくなったら私はその人のことを好きでいられない。
本当の恋愛という訳でもないのに、ここで挫けたら私は女としても終わりだろう。
まだ好きでいたいんだよ。寂しい背中をした人を見ていたいんだ。
まだ、諦めたくない、よ。