螺旋階段でひとりきり

自分で自分の首を絞めるような生き方しか出来ない自分に嫌気が差します。
私のやってることは中立の立場を貫くというよりダブルスパイみたいなものなんですね。
それでいて自分には被害が及ばないように情報を操作してるの。
私が嫌った友人のやり口と何ら変わりません。ただ彼女は中立ではなく好き嫌いで二分する人だというだけ。
自分のことには口をつぐみ、相手の持っている情報だけを引き出す。それは弱点を与えないのと精神的有利に立つための行為で。
打算が身に付いてしまっているという事実は、少なからず悲しいことですね。
イレギュラーに翻弄されて身動きがとれなくなった時などは特にそう思います。
自己防衛に必死で矛盾ばかりを抱えて生きることが苦しい。
嘘を吐いて他人と一定の距離を置くことでしか自分を守る術を知らない拙さが恨めしい。
誰かを求めるということは、私にとって罪であり罰でもあります。
手放したくない人にまで嘘を吐き続けることは、とても痛くて苦しい。
罪悪感の渦に呑まれそうです。もう嫌、怖い。
でもその手を放さないで。すがってしまいたい、甘えてしまいたい。
ひとりは、さみしいよ。
(優しくされると、崩れてしまいそうになるのに)