いつでもみんなの先頭切って走ってゆくキミの背中が好きだった。
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「ごめん、なさい。俺はあなたたちの望むような、物語に出て来るようなヒーローにはなれませんでした。強く、あれませんでした。ごめんなさい。こんなに重い責任ひとりでなんて背負えない。こんなちっぽけな腕で守れるのは、本当はほんの僅かでしかなくて。でも助けを呼ぶ声が止まらない。どうして救ってくれなかったのと糾弾する声がずっと聞こえるんだ。俺にできることなんて、限られている、のに。…………。だから、ごめんなさい。俺は、もう戦えない。使い物にならないと思います。誰を助けて良いのか選べない、誰を見殺しにしなければならないのか、そんなの選びたくもない。全員助けてやりたい、でも、それには俺は力不足だ。何を優先させて良いのかなんて、もう考えられない。駄目なんだ、重いんだ、立ち上がりたくないんだ!
俺は、ヒーローになんて最初からなれなかった……」
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